七代目ブログ

墨の桟積み(さんづみ)

◆桟積み(さんづみ)

墨の製造工程の終盤には「磨き」と呼ばれる工程があります。ここでは自然乾燥し終わった墨を、専門の職人さんのもとで、汚れを水洗いで落とし、表面を綺麗にした後、表面に上薬を塗ったり、墨そのものを磨いたりして光沢をつけていきます。そうして仕上がった墨は少なからず、表面に水分が振れているので、その水分を乾かしていく必要があります。そこで写真のような井形の形をした独特な積み方で墨を積み上げ更に自然乾燥させていきます。この工程を「桟積み(さんづみ)」と呼んでいます。約1ヶ月近くに渡る桟積みによる乾燥後は、表面に彩色を施したりして箱詰めしていくのですが、ただでさえ数か月から2年ほど自然乾燥させてもまだ更に乾燥させなかればならない墨の製造は本当に気が遠くなるばかりです。

 

 

◆墨が手元に届くまで

墨は通常、皆様のお手元に届くには、最低でもこの世に生まれてから1~2年、場合によれば数年~10年以上かけてお目にかかるは可能性あります。その待っている間も次のシーズンが来れば更に造りだしていくというサイクルを毎年のように繰り返していきます。そうこういう間にまた今年も墨造りのシーズンが間近に迫ってきました。今シーズン造った墨が皆様のお手元に届くのはいつの日になるでしょうか。。。。

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