七代目の挑戦

墨運堂さんと「がんこ一徹長屋」

◆墨運堂さん

数少ない奈良の墨屋の中でも取り分け大きな墨屋さん、かつ創業200年以上の伝統を誇る「墨運堂」さん。墨や書画材の総合メーカーとして全国の関係者にその名が知れ渡る墨屋さんです。墨造りは勿論のこと、墨の製造工程を存分に学べる「墨の資料館」、他にも「永楽庵」といった試墨が出来る施設など素晴らしい取組みをされておられる墨屋さんです。また墨の研究も非常にされておられ、WEBサイト等も非常に細かい内容が記載されているので是非ご覧になって下さい。最近は公式のツイッターも始められています。規模は雲泥の差あれど(笑)、自分がその活動に大いに刺激を受けている墨屋さんの一つです。

【墨運堂さんのWEBサイト】

https://boku-undo.co.jp/

【墨運堂さんのtwitter】

https://twitter.com/boku_undo1805

 

◆がんこ一徹長屋

こちらの墨運堂さん。実はもう一つ、自社敷地内にとある施設を構えておられます。それが「がんこ一徹長屋」。こちらの施設では奈良の各種伝統工芸の作家さんが入居されており、各々工房を構えておられ、そちらの作成風景等を見学できるという作りになっています。赤膚焼や奈良筆、茶筅など、奈良の伝統工芸の魅力が詰まった施設ですので是非こちらも見学に行かれてみては如何でしょうか。場所も西の京駅から近く、更にすぐ近くには薬師寺もあります。観光の一環としてもお勧めです。

◆ご縁のある場所

そしてこの「がんこ一徹長屋」。実は過去、錦光園とも縁深く、奈良で古楽面を作られている中坊竜堂さんがおられた場所。錦光園が昨年リリースした「香り墨Asuka」の作成の際に多大にご協力頂いたのが中坊竜堂さん。元々、墨屋さんとの関わりが深かっただけに、自分が初めて中坊さんに相談させてもらった際、こちらのしようとする事をすぐに理解されご協力して頂く事になりました。それも中坊さんがこの「がんこ一徹長屋」さんで工房を構えられておられたからこそ。そういった意味では自分にとっても大変縁深く思い入れのある施設です。奈良に来られた際は是非お立ち寄り下さいね。

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