紀州松煙 堀池雅夫 【奈良墨のひと】更新しました
【奈良墨のひと】更新しました。
普段はほとんど表に出ることはなく産地を陰で支えてくれている職人さんや関係者の方々にスポットをあて取材させて頂きその想いを記事にし、錦光園のWEBサイトに掲載させて頂いています。
第3回目となる今回。取材させて頂いたのは和歌山は紀州松煙(きしゅうしょうえん)の堀池雅夫さん。墨の主原材料である松煤(しょうえん)を採取する職人さんです。墨は1000年以上前に中国より日本に伝わりました。その後日本でも生産されていくにあたり、当時から今日に至るまで使用されてきた赤松の木から取った煤(すす)を今でも作られています。
ただし現在では、墨作りに使用する国産の純松煙は、実質堀池さん1人しか作られていません。1000年以上続いた歴史が今まさに消えようとしているのは、業界の自分達にとって
もとてつもなく重い話。ただこの記事を読んで、1人でも多くの方に、日本にとっても「はじまりの墨」とも言える松煙墨(しょうえんぼく)のことを知って頂ければ幸いです。