七代目の挑戦

価値置く基準

 他の墨屋さんの「こういう所が羨ましいな」と思うことが多々あります。墨屋さんによって、凄いところ、大事になされてきたこと、それぞれあるのですが、物凄い狭い業界なのでどうしても自分のところと見比べてしまうことがあります。そんな事をしてもどうしようもないのが分かっているのに。その反面、錦光園でしか出来ないことがある事も自分ではよく分かっているつもりです。でも今はまだ動きだしたばかりで全く実になっていないのが現状。この先も細くで構わないので長く続けて、周囲の方達に喜んでもらえるものを、そしてそう遠くない将来に「いいものを作ったね」と言ってもらえるものを時間と手間をかけて作り込んでいければいいなと個人的に思っています。前職時代から何かを作り上げるにあたり、最も価値を置いている基準は「大きな空箱より小さな鉛玉」。物凄く小さくても中身がぎっしりと詰まり、関わる方に本当に満足してもらえるものを作り上げていきたい。それは墨そのものに限らず、取り組みや錦光園の活動、自身の行動全てにおいて。そして商品である墨にも魂を込めて。今日も一日、自分を奮い立たせて頑張ります。

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