すみからすみまで墨のおはなし

【全国行脚】 『ヒョウゲンアソビノバ』 ~京都 四条 編~

久々のグチャグチャ系。

やってきました――

 

 場所は京都四条の駅から近い場所にある「まちづくり大学校」(通称:市民大学院)。

こちらは廃校になった学校を地域の文化施設として使用されている場所。

校舎に入り、3階の奥の一室に向かうと、今回呼んで下さった「ヒョウゲンアソビノバ」の主宰者さんやボランティアのスタッフさん達が。

早速、事前にご用意して下さってた養生の上に、大きな紙を引き、生墨や墨、パレット、筆、硯を設置。

準備はそれだけ。

まもなく子供とお母さん達がやってきて、「道具・材料は自由に使って下さい」「子供に一切指示しないで下さい」と約束ごとだけ伝えて、すぐさまワークショップ開始。

 

 

 最初は見たことも無い場所で、見たこともない道具や材料に対し、不思議そうな目で見ていた子供達も、他の参加者の動作を目にして最終的には以下の通り。

自分の拙い文章より遥かに説得力のある写真をご覧ください。

 

 

表現方法はその子達の自由。

どれが正解というものはありません。

 

だからこそ一切指示せず、こっちはただただ楽しみながら見てるだけ。

 

 

 ただ、会の最中に、教えてもいないのにその道具がどういうものか自然と分かってきて、子供が硯で墨を磨りだしたり筆を持つ場面が見られました。

その子供達はそのほとんどがまだ小学生にもなっていない子供たち。

自分が経験し、自然に身につけていくことほど大事なものはないと思います。。

 

 

 まずは材料に興味を持って欲しい。

 そして道具にも興味を持って欲しい。

 興味が沸けば好きになってくれる。

 

これをきっかけに墨や書道に興味を持ってくれればいいな。

自分がこれからの子供達に対してしてあげれること、そして期待することはその一点。

だからこそ自分はこんなことをしてるんです。

 

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