すみからすみまで墨のおはなし

【全国行脚】 『山のこども園 うしのしっぽ』~島根 津和野 編~

島根県津和野町左鐙(さぶみ)の標高400mの牧場の中に、森のようちえん「山のこども園 うしのしっぽ」は建てられています。

他の保育園や幼稚園と決定的に違うのが、大自然の中で、自分達でその日することを考え、行動していくところ。

園長先生を中心とした先生方も園児に対し、ほとんど指示は出されません。

  • まさに子供達が自分で考える力、自分で決める力や想像力を無限に掻き立てる素晴らしい環境です。

 

そんな「うしのしっぽ」でのワークショップの場所に選んだのは園舎から更に高い場所にある山小屋!!

当初その山小屋の中だけで行う予定だったのですが、急遽「外も使っちゃおう!」ということになり、部屋内から外にまでロール紙を伸ばして子供達のキャンバスに。もうこの時点で楽しくなるのは間違いなしでした。

 

そして子供達がやってきました。

みんなとにかく元気。

 

①固形墨

②生墨

③筆

④パレット

⑤水

事前に用意したものはたったこれだけ。

特にこちらから何か指示をする訳ではなく、「用意した道具を使っていいよ」の一言だけであとは子供達任せです。

 

その先は写真を見て貰えれば一目瞭然ですね。

何が起こっていたかは写真でご判断を 笑

 

墨を磨ったことの無い子供達、そもそも見たことも無い子供達が2時間の内に墨はこうして使うんだということを自然に理解していく様をまざまざと見せられて、良い意味であれこれ考えてた自分が馬鹿らしくなりました 笑

子供達は自分達大人の想像力なんていとも簡単に軽く飛び越えてきます。

それをつくづく思い知らされた1日でした。

それだけ子供達の興味を持ったことに対する集中力や自然に培われる学びの姿勢は可能性に満ち溢れています。

 

自身の活動においてメインの対象層として捉えているのは子供なのですが、それは絶対に間違いないなと思わせてくれた記念すべき第一回目の場所でした。

 

 

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