ぐちゃぐちゃワークショップ|大和郡山市立片桐西小学校
総合学習の一環で授業依頼を受けたのが2か月ほど前の話。
他校さんでの、墨の授業の様子などを見て下さり、連絡をして下ったそうです。
事前に先生と話しあい、どのように授業を進めていくかを相談していたのですが、そこは同じ奈良の小学校である東登美ヶ丘小学校が実施していた授業の流れを参考にすることになりました。
まずは生徒さん達が墨に興味を持ってもらえるように、生墨を使った「ぐちゃぐちゃワークショップ」から。
その後、実際に墨を磨る授業や、にぎり墨の製作など、どんどん墨に関わっていくような授業の流れとなりました。
自分達の時代には無かった総合学習の授業。
学校以外での学びの場を得る機会としては凄く良いと思いますが、それらを準備される先生方も本当に大変ですね。
そしていよいよ「ぐちゃぐちゃワークショップ」の当日。
例の如く体育館に紙を引き、準備を整えた後、生徒さん達がやってきました。
人数は約60名で元気な生徒さん達。
言わずもながな、白い紙はあっという間に黒く染まっていくのでした 笑
最初、生墨を触って悲鳴?をあげていた女の子たちも最終的には黙々と紙に書く、描く。
元気な男の子たちは笑いながら水遊びのように黒い墨液を飛び散らし、先生に怒られていました。
ただ、先生方には怒られるかもしれませんが、子供はそれぐらいで丁度いいと自分は思うのでした 笑
自分にとっては、散々今まで経験してきた当たり前の光景だったのですが、先生方にとっては当然初めてのこと。
あまりにも真っ黒に汚れ過ぎたので、後で担任の先生方が校長先生や教頭先生、保護者の方にに怒られないかな~と変な心配していたのですが。。。
とはいえ、片桐西小学校の生徒さん達が墨を学ぶ機会は、まだ始まったばかり。
地元奈良の小学校だからこそ、自分も地元の産業を子供達により知ってもらうために、これからも伴走し出来る限りの協力をさせて頂きたいと思っています。