ぐちゃぐちゃワークショップ

ぐちゃぐちゃワークショップ|奈良墨×東とみプロジェクト2024

 東登美ヶ丘小学校による『奈良墨×東とみプロジェクト」。

有難いことに今年も依頼を受け、3年目を迎えることになりました。

 

 奈良墨の普及に関する本当に沢山の取組を、東登美ヶ丘小学校の児童さん達は2年間で取り組んできてくれました。

その一環で、まずは児童達に馴染みの無い墨に触れ、興味を持ってもらおうと始めたのが昨年実施した体育館を使っての「ぐちゃぐちゃワークショップ」。

体育館一面を使って100人の児童が思い思いに書く、描く様はまさに圧巻でした。

 

 

 そして今年。

いよいよやってきた体育館での授業、というか墨を使った「ぐちゃぐちゃワークショップ」。

昨年同様体育館での準備を終え、児童達を迎えます。

準備といってもこちらは事前に先生方が用意して下さった養生シートの上に紙をひき、水と筆を入れた容器を置くだけで終わり。

 

 そしていよいよ児童達が入ってきて授業が始まった後は、墨の簡単な説明から。

ただあまり説明し過ぎても退屈になってくるので、説明もほどほどにいよいよワークショップ開始。

 

 

 始まりの合図は各容器に生墨を入れて、容器を児童たちに渡すだけ。

どう扱うかなどの説明は特に無し、というか必要無し。

説明はしなくても子供達は自然に、かつその子なりの答えをみつけていくのです。

 

 

 案の定、あっという間に白が黒に染まっていくのでした。

 

 

 この光景はいつ見ても壮観ですね。

何より、子供達が本当に楽しんでくれている様子をそこらじゅうで見れたのは嬉しい限りでした。

 

 

 また今回は授業の最中に、2年前に「奈良墨×東とみプロジェクト」を始めた際の主任の先生と当時の児童たち(今は6年生!)が見学に来てくれました。

「みんなが始めた取組がこうやって今も続いてるよ」と先生が児童に言ってるのを見ててジーンとくるものがありました。

 

 

 なお昨年の反省点の1つが汚れた後の洗い場への導線をしっかり確保出来なかったこと。

しかし、そこは先生方が昨年の反省から、実施中ではなく終了後の児童たちの手足を洗うため、クラス毎に洗い場への導線を確保、養生しておくときめ細やかなご対応をして下さりました。

それらのご対応は最後まで児童たちに楽しんでもらえるように、色々と考えて下さった先生方の思いやりですね。

自分としても凄く感謝しています。

 

 

 ちなみに余談ですが、真っ黒になった手足を洗う運動場の傍らにある水道場はお祭り状態でした。

これもぐちゃぐちゃワークショップの醍醐味でしょうか?笑

 

 まだまだ今回のワークショップは終了しましたが、今年の「東とみプロジェクト」は始まったばかり。

これからが更に楽しみです。

 

 

 

 

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