子どもたちと墨を継ぐ

毎年恒例の出張授業 京都光華中学校

 昔から長いお付き合いがある京都光華中学校。

同学校の『伝統文化 書道 特別講師』である「石井みや美」先生からの依頼で、毎年の如く学校に呼んで頂き出張講義をさせてもらってます。

 

 

 今回は珍しく父親と2人で出向かせて頂きました。

学生さん達が普段から手に触れて使用しているのはあくまでも固形の墨。

講義の中では墨の材料や歴史の話もしていきますが、製造実演の際、実際に墨の柔らかさを知るとやはり驚きの声が。

その後は一人一人が実際に固まる前の生の墨に触れ、自分のにぎり墨を造っていくのですが、生墨を触った際の感触に悲鳴を出す生徒さんが続出 笑

 

 

 ただどんな形であれ、子供の場合、まず何でも自分の五感で体感してもらうことが大事だと思っています。

今回触れた感覚、生墨の香りをしっかりと覚えてもらい、何事においても判断材料の1つにしていって欲しいと思います。

自分達はそういった原体験を子供達にさせている、そのお手伝いをしているに過ぎないと思っています。

彼女たちが今後、様々な経験を通じてより豊かな感性を育めるよう心から願っています。

 

 

 余談ですが、今回の授業は校長先生も参加して下さいました。

実はこちらの校長先生、学校ホームページ内に今回の授業の内容について、ブログで掲載して頂いています。

こちらも是非ご覧頂けると幸いです。

 

◆京都光華中学校ホームページ「校長の目」より

https://hs.koka.ac.jp/atkoka/blog/8242/

https://hs.koka.ac.jp/atkoka/blog/8251/

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