30年後も奈良墨は続いているのだろうか|大和郡山市立片桐西小学校
タイトルにもある通り、「30年後も奈良墨は続いているのだろうか」というテーマのもと進めて下さった授業。
実施して下さったのは過去2回連続でお邪魔している大和郡山市立片桐西小学校。
1回目はぐちゃぐちワークショップで、2回目は墨の製作ワークショップで学校に行かせて頂きました。
そして今回は3回目の授業となります。
一連の授業のまとめとして、今回のテーマのもと、続く・続かない理由や今後を考えていくという内容の授業。
授業が始まると、奈良墨が続く・続かない理由を、付箋に児童達が付箋に書き出し、黒板に次々と貼られていきました。
中にはなるほどな~と思う理由や、「長野さんがいるから続く」という責任重大で少し苦笑いしてしまうような理由も 笑
ただし、自分的にも大いに参考になる話で、気づいたら自分のノートにはびっしりと書き込みがされてました。
最後に総括をさせて頂き、授業は終わったのですが・・・
児童達にもはっきりと伝えましたが、自分はこのままだと「続かない」と思っています。
それは実際に産地にいる人間として感じている紛れもない実感です。
だからこそ、これからの子供達と一緒に、この先「続けていく」ための理由を考えていきたいと思っています。
この先、続いていくには今の子供達の力が必要です。
今の子供達が大人になった時に、墨の必要性をその時に感じてくれるかが一番の大事な点なのだと思っています。
だからこそ自分は今回の片桐西小学校だけでなく、全国の学校などに赴き、「墨のはなし」をしています。
今回のような授業を聞いていたら、まだまだこれからも沢山の学校を回って子供達の意見を聞いていかないといけないなと思った次第です。
まだまだ自分の行脚は続きます。