七代目の挑戦

小さな「おはじき墨」

最初は仕事の合間に遊び感覚で作っていた指先ほどの小さな墨。昔使っていた木型や既に廃業された墨屋さんの木型を使って、少しの分量の生墨を木型の表面に押し付けると出来上がり。墨の木型の最大の特徴であるきめ細かさと美しさ。そしてその0.5mmにも満たない彫りの深さを見事に拾いきり模様を写しだす、煤と膠がよく練り込まれた生墨の両方があってこそ出来る芸当です。最初は自分の楽しみで何気なくSNSで投稿していたのですが、多数の方から欲しいとの連絡を頂き、製造シーズン終盤の現在、慌てて製造をしている最中です。個人的には飾りで使われるのかなと思っていたのですが、注文して下さった皆様は意外にも写経や芳名書きに使われるとのこと。何が望まれるか分からないのはありますが、とにかく有難いことですね。なお大きさは1/4丁型(約4g程度)とかなり小さな「おはじき」ぐらいの墨です。ご興味のある方は直接DM下さい。もしご所望でしたらまだ製造はギリギリ間に合いますよ。

 

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