七代目の挑戦

出来上がった墨を師匠のもとへ届ける

先日このブログ内でお話した、昨シーズン自分で作成した木型を用いて作った墨。乾燥期間を経て、彩色を施し、最初の仕上がった墨を木型彫刻の師匠である中村さんの元へ届けに行ってきました。「最初にしたら良く出来てる」と喜んで頂いた半面、「ここはもうちょっとやらんとあかんな」という具合に、不備箇所への助言を多数頂きました。完成までの作業工程を全て自分で行うからこそ、その不具合が徐々に自分でも分かっていたのはありますが、中村さんからの指摘で、また改めて反省すべき点も多々見つかったのも事実。今後の製作に大いに活かしていきたいと思っています。

 

中村さんは、過去、自分が教えたお弟子さん達が作った墨を大事に保管されています。「これは〇〇さんの、これは〇〇さんの、これは・・・」という具合に1つずつ大事に見せて頂いた事がありました。それらを本当に大事になさっている中村さん。多くのお弟子さん達を育てられ、彼らの作品を大事になさる様は本当に木型に対する、人に対する愛情を感じます。

届けた帰りの際には、宿題の木型も頂きました。日々練習し、また来年に中村さんへ今年より出来のよい木型で作った墨を届けたいと思っています。

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