七代目の挑戦

生墨の感触

墨の原材料は煤(すす)と膠(にかわ)と香料の3つ。煤の中に溶かした膠を入れ混ぜ合わせ、最後に香料も加えてよく練り込んで出来るのが生墨です。墨は皆様の手元に届く際は非常に硬い石のようなものですが、材料同士を混ぜ合わせ練りこんだ際は、粘土のような柔らかさで、それは生墨(なまずみ)と呼ばれています。墨は最初は柔らかいのです。当然の事ながらほとんどの方は生墨を触る機会などは確実にありませんが、工房にお越しになられた方は体験中にその生墨に触れて頂いています。初めて触るその感触。ほとんどの方はその柔らかさ、温かさにびっくりされています。普段見る墨とのギャップがそうさせるのでしょうか。最初は黒い粘土の塊りのような生墨が専用の木型に入れられ、あっという間によく見る長方形の墨の形に様変わりします。その不思議な様、そして生墨の何ともいえない感触を是非、工房にまで味わいに来てください。

 

◆錦光園「にぎり墨体験」

https://kinkoen.jp/experience/

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