おはじき墨
手のひらの小さなお気に入り
色とりどりの小さな「おはじき」。 たくさん集めて、触って、見て、遊んだ、子どもの頃の楽しい記憶。 そんなおはじきを「墨」で作ったら、ころころツルツル可愛い「おはじき墨」になりました。墨のすーっとした香りに癒される小さな小さな奈良墨。大人になったあなたのお手元に。
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おはじき墨には十二支の絵
異類合戦物のお伽草子とされる室町物語に、「十二類絵巻」 などとよばれる絵物語があります。
歌人に擬した十二支の歌合をきっかけに、狸など他の動物も巻き込んで合戦に発展する物語です。十二支とそれには属さない動物たちが対立する構図や、各動物の個性が反映した描写も巧みです。歌仙絵や歌合のパロディとしても秀逸で、深い見識を有していることが伺えます。
おはじき墨の十二支の絵の原型とした狩野大学氏信 『十二類歌合絵詞』は、『十二類絵巻』の冒頭の十五夜の歌合を独立させた作品です。そこでは月の歌を詠んだ動物の姿に、それぞれ固有の名前が記されています。宮廷貴族の伝統を踏まえつつ、豊かな連想に遊んだ、一流の知識人たちによる産物、これこそが今回の「おはじき墨」のデザインのモデルです。 -
ちょっとした時間に墨を磨る
絵葉書を墨で書いてみたり、写経を始めたり。また仮名書きや、冠婚葬祭などでちょっと墨が必要な時に、是非この「おはじき墨」を使って下さい。使い切りの可愛いサイズだから、とても便利。
ただ、「磨る」だけの時間もおすすめです。磨る音、香り、どんどん心が落ち着いていくのを感じます。 -
『墨の香り袋』として
墨は磨って書くだけではなく、美術工芸品的としての見た目の美しさと共に「墨そのものの香り」を楽しむことの出来る、三位一体の魅力を持っています。そんな墨の魅力を可愛い巾着袋に包みこんで、皆様にお届けします。墨の香りが大好きな方であれば「墨の香り袋」として使用して頂くこともおすすめです。また、見た目の愛らしさから、大事な方へのとっておきのプレゼントとしてもおすすめです。
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一つ一つ手縫いの巾着袋
おはじき墨のパッケージとなる袋の文様は『笹蔓手金更紗(ささづるできんさらさ)』と呼ばれる見事な更紗模様。笹蔓手金更紗は仏教発祥の地、印度更紗の中でもその構図に非の打ちどころがないほどの端正さと高貴な趣があり、それが好まれて古くから各時代にわたって渡来してきています。これを再現した貴重な裂を使用し、一つ一つを手縫いで丁寧に仕上げました。なお、こちらの手縫いでの仕上げには、和裁の技術を未来に引き継ごうと尽力されている地元奈良の「大原和服専門学園」様のご協力を頂いています。
香り墨の卸・小売販売をご希望の方へ
取扱をご検討の卸業者様、小売店様は気軽にご連絡下さい。