全国行脚|すみからすみまで墨のおはなし

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錦光園七代目・長野睦が、墨の魅力と文化を伝えるための全国行脚プロジェクト。

【全国行脚】 『テラダ和紙工房』~岐阜 美濃 編~

岐阜に呼んで下さったのは「テラダ和紙工房」の寺田幸代さん。

和紙の産地で有名な美濃市。

寺田さんはそこで手すき和紙を作られる女性の職人さんです 。

 

 

こちらの寺田さん、とにかく飄々としていてオモロい 笑

岐阜駅にまで迎えに来て下さったのですが、初見のインパクトはもちろん、工房までの車の中での会話など、人間味溢れる方でした。

 

 

元々、今回の話を電話で受けていた時に、「自分のところが和紙作ってて、お隣が筆屋さんなんですよ~」と電話で言われてたのですが、行ってみるとまさにその通り。

文房四宝のうち3つが一度に会す奇跡的な場所でした 笑

 

 

ただとにかく面白かったのはテラダ和紙工房の建物そのもの。

元々お店があった場所を工房にされたそうなのですが、以前からあったものをそのまま残されており、それが何とも味のある雰囲気を醸し出してました。

 

 

そこには自分の基地のような場所があり、同じくモノづくりに携わる自分にとっては「自分だけ空間」みたいな感じで本当に羨ましい限りでした。

もちろん、お一人でやられていて大変なご苦労はされてきたのだとは思いますが、工房そのものと寺田さんの雰囲気が妙に合ってるなと思ったのでした。

 

 

もちろん、本業である和紙を製造するスペースはしっかりと設備も整っており、こちらも雰囲気抜群。

色々説明して頂きながら工房見学をさせて頂きました。

仕事柄、他業種の方の工房にお邪魔して見学させて頂けるのは凄く嬉しいですし、何より楽しい。

 

 

あまり触れはしませんが会自体も工房内がパンパンになるぐらい参加者の方が来て下さりました。

参加者が座られる椅子や机も、元々は小学校で生徒達が使用していた椅子と机。

いちいち心くすぐられる寺田さんのセンスが抜群でした。

 

 

周囲も自然に囲まれた素晴らしい環境のテラダ和紙工房。

今度は、いち観光客として、見学者としてまた来たいな~と思わせる場所でした。

 

 

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