七代目の挑戦

墨の製造工程 ~削り~

木型に入れた生墨は15分~20分程度で取り出します。その取り出した際、墨の淵に余分なバリが出ている場合があります。職人の腕は勿論、ほんの僅かに分量が多かった場合、また木型は当然木で出来ているので使用し続けると摩耗し、木型の墨にほんの僅かな隙間が出来る場合もあります。そういった理由で墨の淵からバリが出るのですが、それらは1日乾燥し、適度な固さに固まった後、翌日に鉋(かんな)や小刀でバリを落としていきます。そのバリを削り落した後、本格的な乾燥作業に入っていくのですが、それは以前もこのブログ内で御伝えしていた通りです。

 

ただ墨のバリといっても当然、墨そのものです。墨の製造に再利用する場合もあれば、過去は全く違う業種の方がそのバリを利用していました。そこはまた後々のお話で。。。

 

現在、このバリを使用して何か出来ないか画策中です。多分面白い事が出来ると思いますが、こちらもまた後ほどに。

このページのトップへ

オンラインショップ