錦光園の看板
工房に来られる方にもよく質問される錦光園の看板。この工房前に飾られている看板は、以前、東大寺頭宝厳院の住職をされていた清水公庸氏によって書いて頂いています。知人の紹介によりたまたまご縁があり書いて頂いたのですが、残念ながら氏は2005年に既にお亡くなりになられています。ただ、とある日、たまたま工房に来られたお客様のうちのお一人に何と氏のご子息がおられました。先方もお父様に書つなが工房に来られる迄ご存知無かったらしく、またこちらもまさかご子息だとは思いもよらず、まさにお会い出来たのは氏に結びつけて頂いたご縁だったと思います。看板と墨に繋がれたご縁ですが、これから先も清水氏によって書いて頂いた看板を大切にしていきたいと思います。錦光園は奈良市街地のど真ん中にあります。通常の民家の並びで同じように工房があり、その中にさりげなく飾られていますので、工房前を通ると見逃しがちにはなるかもしれませんが、工房に来られた際は看板を是非ご覧になって下さい。