すみからすみまで墨のおはなし

【全国行脚】 『桐朋小学校』~東京 調布 編~

 以前から親交のあった先生からのお招きで伺ったのは東京調布にある学校法人桐朋学園内にある桐朋小学校。

前職の関係で東京には15年ぐらい住んでいましたが、調布は来たことなかったな~と思いつつ駅に降り立つのですが、当日はとにかく暑かった・・・

なんせ今年一番の暑さという日に当たってしまい、いつもであれば全国行脚の際は見知らぬ土地を探検する所から始まるのですが、流石に宿泊先に避難するのでした。

 

 翌日朝に伺った桐朋学園ですが、敷地がとにかく大きい!!笑

小学校だけでなく、幼稚園や中学・高校、短期大学まであるので、入口があり過ぎてどこが入口か分からず。。。

学校の周りをいつもの荷物を積んだ台車を引きながらウロついていると完全に怪しい人やな~と思いながら、ようやく先生を発見。

無事中に入り、会場に通してもらい準備開始ですが、その最中、会場に入ってきたのは元気のいい生徒さん達。

準備中もその傍ら、会場内で走り回って遊んでました。

 

 

 

 いざ会が始まり、墨の材料の話などをしながら墨の製造実演へ。

生墨の感触や出来上がった形などに歓声が上がっていました。

学校形式で生徒さんに質問を沢山したのですが、よく理解して鋭い意見を言ってくれる生徒さんも多数。

何にせよ興味を持ってくれるのはいいことです。

 

 

会の後半は自分の「にぎり墨」づくり。

ちなみに今回は初の試みですが、参加者全員が同時に自分の作業台で生墨を触り、自分のにぎり墨を造るというもの。

その数、生徒さん、先生併せて約70人!!

 

 

 

 全員が床に座り、自分の作業台と生墨を配れられ、それぞれがこちらの指導の下に自分の墨を造っていきます。

生墨を渡せれた瞬間、悲鳴を上げている生徒さんもいましたが、いざ渡されるとすぐに制作に没頭していました。

生墨の不思議な感触を味わいつつ、人によってはひたすら上手く造ろうと慎重に慎重に制作している生徒さんも。

出来不出来は当然人によって違いますが、それはそれ。

生墨に触れて自分で造ったという体験が生徒さん達にとって良い経験になればそれで充分こちらは非常に嬉しいです。

 

 

 後ほど先生に聞いたのですが、普段は元気でバタバタしていて中々落ち着きの無い?子供達も集中して行っていたとのこと。

それだけ興味持って参加してくれていたということでしょうか 笑

何にせいよそういう事を仰って下さったのは嬉しい限りでした。

 

 

 余談ですが、全ての内容が終了し、帰る際に校内で発見したのはなんとウーパールーパー!!

学校で飼育しているウーパールーパーは流石に初めて見ました。

ウーパールーパー好きの子供に教えようと写真を撮らせて頂き帰路につくのでした。

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