七代目の挑戦

【全国行脚】 『新潟県立新潟高等学校』~新潟 編~

 奈良から東京、東京から新潟と、およそ移動距離6時間。

久々の長距離移動でやってきた新潟県。

 

 

 

 自分の中では凄く寒いイメージがあったのですが、とにかく暑かった。。。

全国的に暑いタイミングと重なってしまったのもあったのですが、勝手に寒いかなと思い、長袖の上着も持って行ったのですが、全く必要とせず。

 

 今回の『すみからすみまで墨のおはなし』の場所は新潟県立新潟高等学校。

県内でも屈指の進学校だそう。

こちらで2日間に分けて、墨の講義や、墨づくりの体験授業を行います。

 

 早朝に学校最寄りの駅に降り、沢山の生徒さん達の後に、何故か50前のおっさんがついていき学校に向かってたのですが、通学体験自体が約30年ぶりなので、とにかく新鮮で、内心ニヤニヤしながら歩いていたのでした。

 

 学校に着いてからは、早速準備を行い授業の準備。

なんせ4限連続の授業のため、準備が大切。

 

 

 生徒さん達が次々入ってきて早速授業がスタート。

新潟高等学校さんでは書道選択をされている生徒さんが普段から墨を磨っているそうです。

それゆえ、そこまで説明にも抵抗なく、説明のあとは、いざ自分の手で握った「にぎり墨」の製作へ。

 

 

 全員に生の墨を渡し、自分達の前に置かれた作業台の上で生墨を捏ねて転がして、まずは球体を造っていきます。

その後、その球体を棒状にして自分の手で握り、手の形や指紋が生墨にプリントされていきます。

端から見てると、パッと造ってしまう生徒さんや、何回もやり直して形に拘る生徒さんなど様々。

生墨の様子に最初は少し引いていた生徒さんも、いざ造りだしたら集中してくのでした。

高校生とはいえば、年頃的に恥らいのある時期かもしれませんが、新潟高校の生徒さんは皆、素直に楽しんでくれていた様子でとにかく何よりでした。

 

 

 

 今回の授業は地元新潟のNHKの番組でも取り上げられ、当日と翌日のニュースで放映されていたので、「テレビ見たよ」という人もちらほらと。

こういった取組を取り上げて頂き、沢山の方に情報拡散してもられるのは凄く嬉しいですね。

 

 

 なお今回の授業は1学年全7クラス、2日間に分けて同じ授業を繰り返すという中々ハードなもの。

最後の方は声が枯れそうになっていましたが、ギリギリ乗り切るのでした。

 

 

 あと授業とは関係ありませんが、新潟の朝は素晴らしい。

近くの信濃川沿いを2日続けて、早朝に散歩出来たのは良かったです。

山に囲まれた奈良市にいるだけに、海に流れ込む広大な川沿いをゆっくり散歩出来たのは何よりも贅沢な時間でした。

 

 

 授業終わりは恒例の街ブラ散歩。

学校も勿論ですが、また散歩しに来たいなと思った新潟の旅でした。

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