七代目の挑戦

仕上げの際の金色

墨の魅力は書くだけでなく、見た目の美しさもあります。型によって描かれた模様や、彩色と呼ばれる表面の絵付けなど、様々ですが、そんな色合いの中でも多いのが金色です。黒に金色が栄えるからだとは思いますが、墨の表面にはよく金色の文字が使われている事が多いです。錦光園でも同様に金文字を墨の表面に入れたりはするのですが、中には金箔で墨を巻いたり、金箔を散らしたりして飾り付けをする場合があります。

ただし、その工程は乾燥して出来上がった際に、箔をつける事は無理な為、墨の仕上げの段階で乾燥後の墨に上薬を塗った際に箔を散らすなどして付着させます。写真はその付着させた直後の墨。墨同士横並びにさせると凄く綺麗です。この後も仕上げの工程はまだあるのですが、作り終わった後も墨がお客様の手元に届くのは時間がかかります。それだけ1つの墨に対し、人の手間がかっているのです。

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